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リタイアしたら サンティアゴ巡礼 ¡¡ paso a paso !!
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リタイアしたら サンティアゴ巡礼 ¡¡ paso a paso !!

巡礼路の「お接待」 33日目

Posted on 2018/10/132018/10/25

 リコンデの村が楽しみでした。前回の巡礼では、ここの休憩所の前に立てかけられていた黒板に日の丸とJAPANと書き込みました。なんだか誇らしかったのです。ルクセンブルク、ドイツ・・・。いろんな国旗が並んでいました。
 再びやってこれた懐かしい村でした。「あれ、黒板、なくなったのと?」とおばちゃんに聞くと、「あるよ」と部屋の中に連れて行ってくれました。そこで2度目の日の丸を描きました。
 満足してセルフサービスのコーヒーをいただきました。これがドナティーボでした。かたわらに箱が置かれていました。ここにしかるべき額のコインを「寄付」するのです。コーヒーという商品への対価ではなかったのです。
 カミーノのあちこちに、ドナティーボの休憩所はありました。ジュースを飲み、スイカをかじり、オレンジをいただきました。スーパーメルカド(スーパーマーケット)に行っても、スイカ一切れは買えません。コンビニの存在しないスペインでは、ありがたい存在でした。わたしはお世話になることはありませんでしたが、ドナティーボで1夜のベッドを提供してくれるアルベルゲも存在しました。
 それは営利を目的とはしていませんでした。ドナティーボの額も決まっていません。カネのない巡礼者は、そこから拝借することさえ許されているそうでした。 
 四国のお遍路には「お接待」という風習がありました。遍路道を歩き始めて間もないころでした。すれ違ったおばちゃんに、「何もないから、これで冷たいジュースでも買って飲んでください」と百円玉2枚を渡され、合掌までされたことがありました。どう対応すればいいのかわからず、どぎまぎしたことを覚えています。タコ焼きをごちそうになったり、食堂でうどんとともに食べたおにぎりが無料になったこともありました。自分は歩けなくても、お遍路さんをもてなすことで、自らもお大師さまとともに巡礼する功徳にあやかりたいという願いがこもっているのだそうです。
 ドナティーボもお接待も、巡礼者に対する心持ちは同じことだったのです。




【2016/09/26】

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 【06:31】
 真っ暗なポルトマリンを出発しました。
 パラス・デ・レイまで25kmほどのステージ。足の痛みも、徐々には軽くなってきました。なんとか歩ききれそうな気がしてきました。

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 【08:30】
 ゴンサールまでバルがないことはわかっていました。前回の巡礼では、真っ暗な道を不安な気持ちで歩きましたが、2度目とあって余裕がありました。

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 やっと朝食タイムがやってきました。

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 【08:48】
 やっと日の出を迎えました。

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 【09:10】
 霧の中を歩きました。

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 雲海が広がり、向こうの稜線が島のように見えました。

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 雲海の彼方に墨絵のような光景が広がりました。

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 趣のある標示でした。

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 ツアーご一行様は、バスで送り迎えを受け、景観のよい区間だけを歩いているゆおでした。こんな巡礼もあるのです。

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 サリアを過ぎてから、一段とみどりが濃くなりました。

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 にぎやかな一団に追い抜かされました。

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 【11:04】
 思い出深いリコンデの村に着きました。

 「前に来たとき、黒板に日の丸書いたけど、なくなったの?」、「あるよ、あるよ、こっち」
 おばちゃんが連れてってくれた部屋の中に、その黒板はありました。もう一度、描いてきました。

 古い泉が巡礼者の喉を潤い続けてきました。

 いまはコーヒーなんかをドナティボでふるまってくれました。世界各国から巡礼者はやって来ます。

 国旗も様ですした。ザックの背には、洗濯干しの靴下と同居しいました。

 カナダと、さて。

 これはオランダ?

 よく見るのがブラジル。

 土産物屋には、こんなのも。ホタテ貝は巡礼のシンボルです。

 みんなまとめてこんな看板もありました。

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 親子にも見えるカップルのタンデム巡礼にも出会いました。おばあちゃんは乗っているだけでした。これはすばらいい。

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 【12:03】
 昼飯は、レモンビールとともにいただきました。

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 食べたのは、パン地に包まれたオムレツの具のようなものでした。おいしそうだったので、「それちょうだい」と指さしました。

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 【13:41】
 パラス・デ・レイのちょっと手前の公営アルベルゲに泊まりました。ガラガラだったのでで、ゆっくりと洗濯をしました。手前の洗濯機が3€、向こうの乾燥機が1.5€でした。

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 夕食のため、町に出かけました。サン・ティルソン教会に参りました。

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 夕食には待望のプルポ(タコ)・ア・フェイラを食べました。ぶつ切りにした茹でタコに岩塩、パプリカがかかっているだけです。
 オクトパスは、欧州ではデビル・フィッシュのはずですが、ここガリシア州では大人気です。
 

 あす、通過するメリデという町がプルポを食べさせてくれることで特に有名でした。名店もありました。でもひと足お先にパラス・デ.・レイでいただきました。ワインとタコってサイコーです。たこ焼きとビールも悪くはないですが。

 MENU(巡礼定食)のプリメロは野菜スープを選びました。温かいのがうれしかったです。

 デザートはヨーグルト。砂糖をたっぷりかけました。カフェ・コン・レチェ(ミルク入りコーヒー)に砂糖を入れる習慣がついてしまった影響でした。

 これで9.5€です。もちろんワインのハーフ・ボトルがついていました。

 3年前にも、ここでプルポを食べました。お得意様になりたいです。

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