Menu
リタイアしたら サンティアゴ巡礼 ¡¡ paso a paso !!
  • site map
  • リタイアしたら サンチアゴ巡礼 ¡¡ paso a paso !!
リタイアしたら サンティアゴ巡礼 ¡¡ paso a paso !!

Mr. ルミックスの自慢のカメラ 29日目

Posted on 2018/10/092021/06/12

 オスピタル・デ・ラ・コンデサのバルで朝食を食べていました。ガリシア州に入ると、トーストしたパンにお目にかかるようになっていました。そこに長いマントを翻した中世風のいでたちのペルグリーノが入ってきました。横にいたミスター(Mr.)ルミックスは即座にカウンターの向こうに回り込み、クレデンシャルにスタンプを押す男を撮影してました。
 「どうだい、よく写っているだろう」と、ミスターはわたしに撮影したばかりのモニター画像を見せて自慢げでした。座ったままだったわたしの写真(上)とは雲泥の差でした。
 ミスターが胸から下げている大きなカメラは、日本製のLUMIX(Panasonicのカメラ・ブランド)ミラーレス一眼のフラグシップ機でした。 「これがいま、ドイツで手に入る最高級のカメラだよ」と胸を張っていました。かのライカなんかを生んだ国のお方が、何をおっしゃるのかと思いながらも、日本人としてまんざらではありませんでした。

 ミスターとはここ数日、何度も顔を会わせてました。大きな栗の木の下で休んでいると、ミスターが近づいてきて「写してやるよ」と私の小さなコンデジ(コンパクト・デジタル・カメラ)を受け取って記念撮影してくれたこともありました。大きくて重たいカメラを胸にしながらも、ひょいひょいと身軽なこなしで巡礼路を右に左に動き回り、たくさんの写真を撮影していました。背には、小さなザックしかありませんでした。大きな荷物は、コモドに頼んで運搬してもらっていたのでしょう。
 そいえば、似顔絵師と名づけたKさんも同じでした。オリンパスのミラーレスにデカいプロ仕様のズームレンズをつけていました。
 カミーノにどんなカメラを持っていくかは、わたしにとって大きな迷いでした。ニコンのデジタル一眼は重たすぎて、もはや選択外でした。LUMIXのGM1というかわいいミラーレス一眼は気に入ってましたが、それでも中途半端にかさばり、両手でウォーキング・ポールを握ると、もって行き場に困りました。結局は、前回のカミーノでも使ったコンデジに落ち着きました。
 新たに用意したのは、CANONのG9Xという大型センサー搭載の機種でした。これだと胸ポケットに入れることができました。わたしは、小さなバッグを前抱きにして、その中にガイドブックとともに放り込んでいました。そのできばえについては、このブログでご覧になっている通りです。
 もう1台、用意したのはスマホのカメラです。わたしのスマホは防水仕様だったので、雨の日はこちらを使う予定でした。幸い、その雨には降られることはなく、出番はありませんでした。
 カミーノでは、あちこちでみんなが記念撮影していました。でもそのカメラで一番多かったのは、実はスマホでした。最近のスマホのカメラは、びっくりするほど優秀になっていて、このお手軽さに勝るものはないかもしれません。
 わたしは帰国後、LUMIXのGX7MK2というミラーレスをゲット。何本かの交換レンズの中から20㎜、F1.7というパンケーキのようにかわいい単焦点レンズを常用しています。スマホのカメラを使うことはありません。

 【追記 2021/06】
 LUMIX GX7MK2は2代目のボディーを使い続けています。レンズはライカブランドのVario-Elmarit 12-60というズームです。少々デカくて重たいですが、すっかり慣れてしまいました。山を歩くときも両手でポールを握り、カメラは首にぶら下げています。最近の写真は、わたしのブログ「『どたぐつ』をはいて・・・」の方にアップしています。
 




【2016/09/22】

aimg_6042

 【06:45】
 左足にテーピングをしてオ・セブレイロのアルベルゲを出発しました。それでも右足のときのような効果はありませんでした。

 オ・セブレイロを出発してしばらく歩くともうひとつのサン・ロケ峠を越えました。
 強風に耐えて帽子を押さえる巡礼者の像が立っていました。

 曇り空で肌寒い一日でした。

 朝焼けが東の空を染めました。雲海が広がりました。

 日の出はなく、雲間からちょっと顔を見せただけでした。ガリシア州に入って、急に天候が変わったようでした。

aimg_6088

 【08:27】
 オスピタル・ダ・コンデサのカフェで休憩しました。パンはトーストされていました。ガリシアに入ると、ときどき出合うようになりました。
 昔の巡礼衣装をまとった現代の巡礼者が現れました。ちょっとびっくりしました。

aimg_6096

aimg_6110

 【10:50】
 低地に降りてくると、もうこんな時間なのに霧が立ち込めていました。

 雲海の下に降りてくると、視界がありませんでした。

 牛たちは、自分の時間をのんびりと過ごしていました。

aimg_6122

 「Nestea」は冷たいレモンティーでした。お茶代わりによく飲みました。

aaimg_6135

 追い越されるのもいいものです。左足首はやはり痛かったので、ゆっくりとマイペースで歩きました。

aimg_6138」

 畑仕事をしていたおばあちゃんが、「食べていけ」とトマトをくれました。

aimg_6152

 思わず「おおきな くりの きのしたで~」と口ずさびました。。

aimg_6157

 「カメラをよこせ」と、ミスター・ルミックス氏。わたしを撮ってくれました。

aimg_6165

 足は痛いながらも、なんとか歩き続け、予定のトリア・カステラのアルベルゲに到着しました。
 隣のスーパーメルカドに買い出しに行くと、シエスタで閉まっていました。遠くのカフェまで行くのは面倒なので、非常食としてここまで担いできたおにぎりを食べました。

aimg_6167

 湯を注いで15分待つだけのアルファ―米でした。でもよくできていて、久しぶりのご飯がおいしかったです。

aimg_6174

 夕食は、営業を始めたスーパーメルカドで買いだしました。

aimg_6176

 レトルトのパスタ、オイル・サーディン、ヨーグルト、缶ビール、ウイスキーにナッツ。これで7.94€でした。

aimg_6201

 アルベルゲのキッチンは自由に使うことができました。

aimg_6194

 パスタの上に、トマト味のサーディンをぶちまけまさした。予想外にうまかったです。

aimg_6203

 スペインにやって来て初めてのウイスキーを飲みました。

map0922

 スマホのバッテリー電圧低下で、途中のフフォンフリアで記録はストップしています。左上のトリアカステーラまで歩きました。

Original Blog

Paso a paso Dos~INDEX

Paso a paso 2013~INDEX

「どたぐつ」をはいて・・・

スペイン情報はここで確認!




©2022 リタイアしたら サンティアゴ巡礼 ¡¡ paso a paso !!

 
コメントを読み込み中…
コメント
    ×