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リタイアしたら サンティアゴ巡礼 ¡¡ paso a paso !!
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リタイアしたら サンティアゴ巡礼 ¡¡ paso a paso !!

聖地に向けて「フランス人の道」を行く 5日目

Posted on 2018/09/132021/05/20

 人通りが途切れることのない巡礼路です。
 「フランス人の道」といいますが、様々な国からやって来たペルグリーノが歩いてます。

 聖地のサンティアゴ・デ・コンポステーラまで、ホタテ貝をモチーフにしたモホンに導かれて歩みます。
 右側がわたしの影です。常に西に向かって進み、太陽に追いかけられます。

 フランス人の道を歩いてきたカミーノは、プエンテ・ラ・レイナで「アラゴン・ルート」と合流します。町の入り口に立つ巡礼像の台座には「ここですべての道は一つになる」と書かれていました。
 サンティアゴ巡礼は、元々は自分の住んでいる地からサンチアゴ・デ・コンポステーラを目指したそうです。日本のお伊勢参りと同じ発想です。
 スイス北東部のザンクト・ガレンから歩いてきたという若者と出会いました。「(観光客が訪れる)インターラーケンやツェルマットなんて、物価が高くて。でも巡礼は安上がりです」
 3か月近くも歩き続けるというペルグリーノもいます。でも、クレデンシャル(巡礼証明書)がいただける条件の「徒歩で100キロ以上」というサリアからスタートする人が、今では一番多く、25%ほどを占めています。わたしも3年前の巡礼ではサリアから歩きました。
 ここからだと普通に歩いて4泊5日の行程です。日本からマドリードに飛び、そこかrenfe(スペイン国鉄)でサリアへ。帰りはサンティアゴ・デ・コンポステーラからマドリードを経由して日本へ。この最短コースで9泊10日となります。
 夏休みにでも月曜から金曜日まで休暇を取り、前後の土日を加えると9日。あとは、翌週の月曜日が祝日となる週でも選べば、それほどハードルは高くもなく日本からもカミーノを歩くことができます。
 次に多いのが、サンジャン・ピエ・ド・ポーからで、10%ほどです。さらにフランスンのル・ピュイから1500キロを歩く長いルートも人気です。北の道はフランス人の道より北側の海岸沿いを進みます。ポルトガルからのルートも魅力的です。
 人それぞれ、好きなところをスタートして、何度でも新たな気持ちで歩けるのがサンティアゴ巡礼です。リピーターが多いのもうなずけます。

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 イエスの十二使徒のひとり、聖ヤコブ、スペイン語ではサンティアゴの遺骸が発見された町、サンティアゴ・デ・コンポステーラに向けて、ヨーロッパ各地からいくつもの巡礼路つながっています。そのひとつが「フランス人の道」です。遠くパリまでも延びてますが、現代ではフランス北西端のサン・ジャン・ピエ・ド・ポー(SJPP)がポピュラーな出発地となってます。ここから徒歩でピレネー山脈を越えてスペインに入り、はるか780キロも西にあるサンティアゴ・デ・コンポステーラを目指します。普通のペースで約5週間かかります。
 地図の上では、ほぼ中央の赤い四角印(St.JEAN)とあるのが出発地。黄色い内陸部のルートを西に進み、左上の赤四角(SANTIAGO)とあるのがゴールです。

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 この地図は、John Brieleynoの「Camino de Santiago Maps」のものです。ネットで英国の書店から購入しました。10.99EUR(約1300円)でした。平均的な巡礼者が1日に歩くペースに合わせて編集されています。ルートマップはこれ1冊で十分です。




【2016/08/29】

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【05:55】
 シスノール・メノール発。まだ暗い。

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 ぺルドン峠を越えるとはいえ、プエンテ・ラ・レイナまでは17kmほどとの余裕のステージだ。

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【09:11】
 サリキエギのカフェでひと休み。オレンジジュースは生でなない。

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 ぺルドン峠への登りが始まる。

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 稜線に風力発電の風車がズラリと並んでいた。
 これから登る道がはるかかなたまで見渡せた。

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 振り返るとパンプローナからの平原が。

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 ヒマワリは盛りを過ぎて、下を向いていた。

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【08:09】
 やっと「風のぺルドン峠」に着いた。

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 峠は、なるほど風が強く、天候もイマイチで肌寒かった。 巡礼者のモニュメントが向かい風に耐えていた。

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 これから下っていく道が見えている。

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 ああ、疲れた。道端で桃をかじる。

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 天候は回復した。巡礼路は西に。

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【10:49】
 ウテルガの村に立つ巡礼者のモニュメント。

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【11:19】
 プエンテ・ラ・レイナに着く。

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 「王妃の橋」という橋の名がそのまま都市の名となったプエンテ・ラ・レイナ。

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 巡礼路は町の中心を貫いていた。

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【11:39】
 カフェでひと休み。昼食にボガティージョをかじった。

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【01:18】
 私営アルベルゲに、きょうも一番乗り。

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【13:45】
 ひと段落して町の中心にあるサンティアゴ教会に参った。

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 橋を渡り、町を振り返った。

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 空が青い。飛行機雲が2本。

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 橋のたもとのバールで風に吹かれた。ビールの味が、これまでのガリシアビールと違うと思ったら、ドイツのピルスナーだった。

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 巡礼者が次々に到着。足にマメができたのか、靴を手にした女性も。

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【18:03】
 夕刻にもう一度訪れた王妃の橋。

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 巡礼定食に飽きたといえば早すぎる。でも、今夜は簡単にタパスで。

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 これ、あたりだった。アンチョビかなと思ったら、それほど辛くはなく、でも酸は効いていた。タマネギもいい感じ。

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 これはどうしても食べたらいいのか? ま、手づかみで。

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 カウンターの三品を、これ、これ、これと指さしただけだ。

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